アップルファームいとう では皆様に安心して食べていただける
美味しいりんごをお届けするために、様々な工夫をこらしています。

減農薬に取り組んでいます

アップルファームいとうでは地元農協が推奨する防除暦(農薬の年間使用計画)と比較して、約60%の農薬を使用しています。
一般的な慣行農法(防除暦に基づく薬剤使用量)の約40%減農薬といえますが、周りの先輩農家さんはもっと減農薬でやっている方も多いので、品質とのバランスを考え、更なる減農薬に取り組んでいきます。

除草剤は一切使用していません

除草剤を使用している農家さんも多いのですが、除草剤を使わず、草刈機で下草を刈ることは有機栽培の基本と考え、日々汗を流しています。
何故アップルファームいとうでは仕事を減らして楽ができる除草剤を使用しないかというと、生えてきた雑草を刈ると、分解されて有機質となり、また土壌中に戻って行きます。
草生栽培といって、「水持ちが良く、同時に水はけも良い」という相反する特徴を持つ団粒構造を構築する土づくりの礎です。
良い土に除草剤は厳禁と考え、手間暇体力かけて今日も草刈機で草を刈ります。

葉摘みは最小限です

りんごの収穫前に「葉摘み」という作業があります。
果実の近くの葉を摘み取り、光をしっかり当てる事によってりんごの色づきを良くするための作業です。
りんごの甘味・栄養は葉で光合成によって作られるので、過度の葉摘みをして しまうと外見は赤くて美味しそうでも、まずいりんごになってしまいます。
最小限の葉摘みに玉回し(りんごをくるっと回して太陽光の当たる面をかえる作業です)と支柱や枝吊りを効果的に組み合わせて、赤く美味しそうな外見で、かつ中身も「甘く深い味わいのある美味しいりんご」になるよう頭を捻っています。

樹上完熟、食べごろのりんごをお届けします

品種にもよりますが、一般に販売されているりんごの中には未熟の状態で収穫される場合もあります。
①生産者→②農協→③市場→④仲買人(問屋)→⑤小売店→⑥消費者(お客様)という流通を考えると早めに完熟前に収穫し、出荷ということになってしまう場合もあります。
(残念ながら、まだ食べごろでなくても「早く出荷したほうが高く売れる!」というだけで出荷する生産者さんもいます)
生産者直売のメリットは②から⑤までがないので、生産者が「今が最高に美味しい!」と思って収穫したりんごをすぐお届け出来るところにあります。
畑でカラスにつつかれたりんごを食べ、自分の舌で「こりゃ美味い!」と確かめた「食べごろのりんご」をお届けします。

実際のところはまだまだ勉強中です

剪定や摘果といった作業でも、りんごの美味しさが変わります。
土によっても、もちろん天候や気象といった自然条件でも毎年変わってきます。
美味しいりんごを作る(正にりんご道!)は本当に奥が深いです。
毎日「まだまだ勉強不足だなあ」と思う日々です。
今日の自分にできることを精一杯努力して、明日の自分を少しでも成長させることの積み重ねでりんご道を歩んでいきたいと思っています。
何かお気づきの点がございましたら、ご遠慮無くお申し付け下さい。
皆様の声で勉強ができ、より美味しいりんご作りに取り組めます。
宜しくお願い致します。